第2回 BCP/BCM勉強会【東京】

ユーザ事例に学ぶバックアップ/災害対策の考え方

日時 2013年04月24日(水)15:00~19:00
会場 クオリティソフト(株) 6F
住所 東京都千代田区麹町3-3-4 KDX麹町ビル >地図
TEL 03-5275-6124
会費 無料
定員 20名
参加資格 企業のシステムご担当者様 及び ご関係者様
※定員になり次第締め切りとさせていただきます
※応募者多数の場合は、システム管理者様を優先とさせていただきます
テーマ ユーザ事例に学ぶバックアップ/災害対策の考え方
講師

医療生協さいたま生活協同組合 本部
医療事業部 情報システム管理課
浜平 隆志 氏

内容
第一部

ご講演(15:00~16:00)
3.11東日本大震災からはや2年が経ち、未だ地震が頻繁に起こる日本にとってバックアップは必要不可欠です。しかし、実際は予算の問題等によって後回しになりがちな企業も多いのではないでしょうか。
今回は、ビジネス規模によって異なるバックアップ/災害対策を、各社の事例を元に紹介すると共に、『バックアップ・データ保全の考え方』を予算別に、具体的な製品やテクノロジ(重複排除、遠隔保管等)を取り上げながら皆様と一緒にディスカッションしてまいります。

<ご紹介予定事例>
  • 医療生協さいたま生活協同組合:サーバ障害対策と災害時復旧への考え方
  • リコーインダストリー株式会社:BCP施策による基幹システムの復旧対策
  • 株式会社リコー:設計データ保持とBCP対策
第二部

お悩み相談&ディスカッション(16:10~18:00)
データ保全方法について、ご参加された皆様の現状と課題を共有しながら、解決策を模索していきます。

第三部 「情報システム担当者」によるBCP/BCM Q&A(18:00~19:00)
※懇親会形式によるフリートークです。
※情報システム管理者同士のネットワーク作りや情報収集の場としてご活用ください。

講師感想

医療生協さいたま生活協同組合 本部
医療事業部 情報システム管理課
浜平 隆志 氏

今回は貴重な論議の場に参加させていただき、ありがとうございました。
弊社の事例ということで、QQRを活用したサーバーの遠隔地バックアップを発表させていただきました。考え方の一つとしてご参考としていただければ幸いです。
皆様との討議では、企業の規模や投資可能な金額など、バックアップシステムの構築はそう単純ではないことが共通認識になったと思います。また、トップマネジメントの決断も大変重要なポイントであると改めて感じました。さまざまな業種の皆様のご意見をお聞かせいただき、大変参考になりました。
ありがとうございました。

座長報告

株式会社リコー
IT/S本部 ITインフラ統合センター システムインフラグループ シニアスペシャリスト
宮腰 寿之 氏

今回は、BCPの中で重要な要素である「バックアップ事例」をテーマを取り上げました。
参加されるメンバーの会社の規模や担当するシステムが様々であることから、比較的小規模な事例から大規模まで複数の事例を紹介するようなプログラムとしました。
本番拠点の災害時でもデータ保全が可能な"遠隔バックアップ"や、バックアップ先でデータ量を少なく出来る"重複排除"の技術にも皆さんの興味が集まっていたようでした。また、単なるバックアップインフラの話にとどまらず、システムの防災訓練の重要さについても意見が出るなど、活発な意見交換が出来たと思います。恒例の第三部では、オフレコの話も飛び交い、私にとっても有意義な時間となりました。
ご講演頂いた、医療生協さいたま生活協同組合 浜平様、ありがとうございました。

副座長報告

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
IT本部 IT戦略企画部 部長
徳原 弘志 氏

BCPは必要だと分かっていても、なかなか投資について経営層の承認を得られず、悩んでおられるシステムご担当者様は多いかと思います。
災害や障害が起きた際に、自社の業務にどんな影響があるか。リスクをどこまで許容し、何を守り、いつから業務を再開するか・・・それにどれだけお金をかけるのか。
今回は、システム全体のバックアップではなく、取引先情報や商品情報や売掛買掛情報など、ビジネスを再開するために最低限必要なデータを安全に遠隔地にバックアップする、という、比較的少額投資ではじめられるBCPについて、具体的な複数の事例やDouble Take・QQRなどのソリューションの紹介、そして活発な意見交換・議論が展開され、とても有意義な勉強会となりました。
お忙しい中、勉強会にご参加いただきました皆様、講師の医療生協さいたま生活協同組合 浜平様、ならびにPCNW事務局の皆様に、御礼申し上げます。

担当者報告

今回の勉強会は、BCPの為の最低限のバックアップは各社がどの様に行っているのかをテーマに、色々な会社の事例が紹介されました。また参加者も始めて勉強会に参加する方の比率が高かったにもかかわらず、第二部でのディスカッションも活発で且つ、第三部(懇親会)への参加者も多く、参加された皆様がそれなりに得ることがあった会ではなかったかと思います。

参加者の声

  • 各社それぞれ問題点や疑問点があるようですが、共通点も多く興味深い内容でした。
  • 重複排除システムの事例が参考になった
  • 実導入事例ありがとうございました

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