PCNW勉強会

2025年も残すところあと僅かといった師走のお忙しい中、新年度2回目の勉強会にご参加いただきありがとうございました。
今回は、来春に自社の組織変更などで、各社各所の情シス担当さんが遭遇するであろう「システム設定変更負荷あるある」を、ご参加いただいた皆様からのアンケートをもとに、森さんとのラジオLIVE形式で展開させていただきました。
ほぼ全員が情シス担当者ということで、アンケートでは様々な忌憚なきご意見をいただきましたが、勉強会本編のチャット欄にも色々な角度からの書込みがあり、進行したわたくしどもとしても今後の勉強会にも活かしていきたいと思う所存であります。
また、終了後のアンケートでは「大変参考になった」との声がある一方、「今までの登壇形式の方がイメージしやすい」など、様々なご意見をいただきました。重ねてお礼申し上げます。
手探りではありますが、まずは色々な手法でよりわかりやすく有益な勉強会にしていければと思っております。
なお会場参加の方も承っておりますので、お時間の許す方は是非足をお運びいただけると幸いです。
本編では色々と申しましたが、勉強会での主役は参加された皆様ご自身であり、わたくしどもはその一助となれるよう努めてまいりますので、来年もまた引続きご参加のほど、よろしくお願いいたします。

皆様、年末のお忙しい中、今回の「組織変更対応の非効率」をテーマとした勉強会にご参加いただき、誠にありがとうございました。
今回の最大の成果は、事前アンケートや当日のチャットを通じ、これまで各社が個別に抱えていた課題が、実はIT部門共通の構造的な問題であったことが明確になった点です。
事前アンケートに回答いただいた中には、「運用ルールが決まっていれば、作業の自動化が進む」という非常に示唆に富んだご意見がありました。
これは裏を返せば、IT部門が「システム側のルール」と、人事や現場が求める「組織側の運用ルール」を完全に擦り合わせられていない現状を示しているのではないか、と進行役として私自身も深く反省いたしました。
私たちの仕事は、まず課題を深掘りし、最適な解決方法を考え、関係部署と対策方法を検討することです。その上で、必要であればベンダーの協力を仰ぎ、そして最終的にはみんなが幸せになる運用を見つけるのが、情シスの仕事だと考えています。単にITツールを導入することだけが目的ではありません。
確かに、IDaaS連携やRBACといった技術的なアプローチは作業負荷を大きく軽減する鍵となります。しかし、その自動化を支える「ルール（基準）」を決めるのは、人事部門、現場、そして私たち情シス部門との密な連携です。
今後は、ツール等の技術的なアプローチを進めることはもちろん、それ以上に従来の人と人をつなぐコミュニケーションを大事にし、他部署の業務や組織変更の意図を深く理解することで、真に組織に紐づいたルールを構築する必要があると確信しました。
次回以降も、技術論だけでなく、組織連携の成功事例といった「人にフォーカスした学び」もテーマに取り入れたいと思いますので、引き続きご期待ください。

• 人事変更の回数や規模が自社と違って多くあるのが驚いた。自社は年２～3回くらいで3日前くらいには人事情報をもらえるので結構恵まれているのではないかと思った。しかし、WFが人事情報によらないフローにしてくれと言われたり(前の職場の業務をやるとか、次の職場の業務を早くやるとか)、組織情報によらないイレギュラーについても話を伺えれば面白かったかもしれない。（ルールで縛るか？システムで対応するかなど）
• 他の会社の情シスの状況や課題などが分かって良かった
• もう少し情シスが抱えている問題点や解決策などを広く取り上げて共有出来るような勉強会にして欲しい