第一回ITトレンド勉強会 【WEB】

今回の勉強会は、久し振りに”クラウド・オンプレ”というテーマで開催してみました。
というのも、クラウドが普通？になってきている現在でも、未だに”どっちが良い？”という観点で書かれた雑誌記事や紹介のされ方が多く、そこに釈然としない思いを感じていました。
良い悪い、という話なのだろうか？と。どちらを選ぶのが良いのか、何を基準にどう選ぶべきなのか、という話を今一度考えてみたかったのです。

今回の勉強会を開催し改めて思った事ですが、クラウド・オンプレはあくまでも手段であり、業務を完遂するための道具に過ぎません。業務完遂の手段・手法は企業の規模や業務内容に依存するはずで、正解は一つとは限らないはずです。
今回発表頂いた方々も、クラウド・オンプレのいずれの立場には依らず、あくまでも必要性に応じて選ばれている方々であり、どちらか一方に依存するだけではなく必要に応じて業務毎に選択されていました。

結局は”適材適所”で当たり前であり、どちらかが良い悪いの話では無いのだと思います。参加されている方々も、同様に思われている感想が多く、共感を得る事が出来て何よりでした。

次回以降も参加頂く皆さんに何らか得るモノが提供出来るよう、頑張って行きたいと思っています。

2021年度初めてのITトレンド勉強会は、「オンプレとクラウド」、という、このコロナ禍で情報システム部門の方々が、何度も繰り返し検討されたテーマを取り上げました。

私も営業活動をしていて、クラウドへの移行を検討される企業がコロナ前から増えていて、コロナで一気に加速した感を感じておりました。ただ、全てのシステムがクラウドに移行する訳ではなく、オンプレミスのまま更新される場合もたくさんございました。それらは、システム自体の性格にも因るなぁ、と個人的に感じておりました。
今回のみなさんの発表や勉強会中の皆さんのチャットなどで、改めて、システムの性格や会社の性格によって、クラウドに合った会社や、オンプレミスに合ったシステムなど、それぞれ理由はあると感じました。

ただ、デジタルトランスフォーメーション=DXによって、ITの位置付けはどんどん上がるばかりです。DXシフトをする為にも、今までの情報システム部門のやり方では限界があり、情報システム部門自体が変わらなければならない時期に来ています。

今回のテーマは、DXシフトに寄与できるものだったのではないか？と感じており、今後の皆さんの活動に参考になったと思います。次回もご期待ください。

WEB開催となった今回も、全国からの多くの情シス担当者のご参加がありました。

オンプレミス中心/クラウド中心/ハイブリッドといった観点で、３社様に現状の代表的なシステムの運用状況の紹介を頂きました。そこに至った経緯や工夫したポイントについてもコメントいただきながら、多くの質疑応答や進め方等の意見交換が行われました。

必要な業務に適切なシステムを配して業務効率化を図るというIT本来の役割を発揮させる上で、オンプレミスが最適な例があったり、SaaSやクラウドが効率的と判断して運用されている等、現状からの改善に向けた課題をお持ちの方のご参加者にとって、多くの収穫があったと思える勉強会だったと思います。

• オンプレ、クラウドの切り分けのポイントが分かりやすく、たいへん参考になりました。
• オンプレ、クラウド両方のメリットデメリットを考えた上で導入しないといけない、と改めて思う。
• クラウドよりの参加者ばかりだったので、クラウドなんてとんでもない、というような(表現適切ではないかもしれませんが)頭の固い企業の意見も聞きたかった