第二回 ソフトウェア資産管理勉強会【大阪】

ソフトウェア資産管理の理想と現実

日時 2013年5月17日(金)14:00~18:00
会場 大阪丸紅ビルB1F C会議室
住所 大阪市中央区本町2-5-7
TEL 03-5275-6124
会費 無料
定員 20名
参加資格 企業のシステムご担当者様 及び ご関係者様
※定員になり次第締め切りとさせていただきます。
※応募者多数の場合は、システム管理者様を優先とさせていただきます。
※第三部ご参加の方は別途2000円いただきます。
テーマ ソフトウェア資産管理の理想と現実
~ライセンス管理方法についてディスカッション~
講師

日本マイクロソフト株式会社
コーポレート営業統括本部 ライセンスソリューション部 部長
福富 隆浩 氏

内容
第一部

講演(14:00~15:00)
「代表的なソフトウェアベンダーのライセンスについて理解を深める」

ライセンス管理を正しく行っていく上では、各ソフトウェアベンダーの使用許諾条件を正しく理解しておくことが重要です。
今回は、WindowsやOfficeなど、利用者が最も多いマイクロソフトの製品について、ライセンスに共通する概念や、使用許諾条件、ライセンスプログラムの概要を解説するとともに、ライセンス管理に際して注意すべき点もあわせて解説いたします。

第二部

ディスカッション(15:10~16:45)
日頃のライセンス管理体制について、現状や今後の管理方法を皆様と一緒にディスカッションしてまいります。

第三部 ライセンス管理における運用と課題の共有(17:00~18:00)
※ディスカッション形式による情報の共有と対策の模索
※懇親会形式によるフリートークです。
※情報システム管理者同士のネットワーク作りや情報収集の場としてご活用ください。

講師感想

日本マイクロソフト株式会社
コーポレート営業統括本部 ライセンスソリューション部 部長
福富 隆浩 氏

マイクロソフトのライセンスは「難しい」というお言葉をよく頂戴いたします。

マイクロソフト製品は、様々な企業規模、企業ニーズにお応えできるよう可用性を持った製品体系とライセンスプログラムを提供しており、その範囲の広さが、お客様に難しく感じ取られているのかも知れません。

今後ともより分かりやすいライセンス体系のご提供を心がけるとともに、マイクロソフトの各種窓口、パートナー企業では、お客様のニーズに合った最適なライセンス導入をご提案差し上げておりますので、ご導入ご計画の際は、ぜひご相談いただけますようお願い申し上げます。

座長報告

株式会社日本経営
情報システム部 次長
岡 倫宏 氏

今回は、マイクロソフト様よりライセンスプログラムの解説を頂きました。各ライセンスプログラムの注意すべきところ、コスト面およびライセンス管理面からみた契約形態の違いなど、特にライセンス管理の視点を織り交ぜて理解を深めることができました。

参加頂いた方も、ライセンス管理についてどこから手を付けたらいいのかわからない、合併等により全体が把握できなくなっている、ダウングレード権行使ライセンスの管理が煩雑、など様々な課題をお持ちで、当日は大阪ならではの本音ベースでの質疑応答が活発に交わされ大いに盛り上がりました。

本勉強会の狙いであるライセンス管理の勘所についても、活発な議論の中からいくつかのキーワードが浮かび上がってきました。それらを参加者の方に持ち帰って頂けたことが一つの成果になったと思います。と同時に、Windows8やOffice365などにおけるMicrosoftアカウントの管理についても、今後の新たな検討項目になってくることもわかった勉強会でした。

第1回・第2回での気づきを、自社のライセンス管理体制の構築に向けた計画づくりに、ぜひ生かして頂きたいと思います。

副座長報告

株式会社プロサイト
マネージャー
竹下 慶 氏

第二回目の「ソフトウェア資産管理」勉強会は、前回と切り口を変え、メーカの方をお招きしライセンスプログラムについて深める事を目的に開催しました。
ライセンスの様々な契約形態のルールはある程度わかっていても、いざ問題に直面した時に、適切な判断や対応ができるかと言えば、なかなか難しい所があるものです。
「ダウングレード権を行使する」といった比較的身近な課題から、「仮想化環境でのライセンス形態の留意点」「会社の統合や分社で、購入時点の状況が分からなくなった」など、正確な知識や対応を求められる機会は思いのほかにあるものです。

今回の勉強会は、講師の方の講演や、その後の自由闊達な質疑応答から、多種多様な状況の話が出され、我々管理者にとって、様々なヒントや新たな気づきを得られるものとなりました。
また、最新版のライセンスガイドなども有難いものでした。

勉強会を通して得られた知識を、同じ部署の仲間や、同業の友人知人たちにも広くシェアし、生かしていきたいと思っています。

幹事長報告

「システム管理者の眠れない夜」(IDG / 技術評論社)著者
柳原 秀基 氏

今回は、日本マイクロソフト株式会社様からマイクロソフト製品のライセンス体系に詳しい方を講師にお迎えしましたが、さすがに明確なメッセージを受け取ることができたのが有意義でした。
ポイントは2つです。一点は、企業が多くのPCを運用している場合、企業の合併や分社化に対応する事もふまえると、基本的にボリュームライセンスプログラムを利用するのがベストであること。その際に、ボリュームライセンスサービスセンター(VLSC)やMicrosoft License Advisor(MLA)が活用できること。
もう一点は、気になるソフトウェアベンダーからのライセンス監査への対応です。この点については、ボリュームライセンスプログラムを採用していると、監査が入る可能性は低減するのでは?という事です。
多くの企業が試行錯誤で進めてきたPCとライセンスの導入ですが、少なくともライセンス導入のあるべき姿が明確になりました。

参加者の声

  • どこの会社も苦労していることがわかった。
  • ライセンスについて知らないことも知れてよかった。

© PC・ネットワークの管理・活用を考える会