第二回クライアント管理勉強会 【WEB】

情シスのアウトソーシング ~依頼する側と依頼された側の本音を聞く~
日時 2023年02月17日(金)16:00~18:00
会場 WEBセミナー形式での実施(Zoomミーティング)
テーマ 情シスのアウトソーシング ~依頼する側と依頼された側の本音を聞く~
内容 DXの波が押し寄せる中で情報システムへの期待が膨らんでいます。
業務をアウトソーシングする選択もありそうです。
依頼できる仕事は何か、依頼する業務は時間で計算するのか。
両社の立場からの本音を聞いてアウトソーシング実現に向けた疑問を解消します。

座長報告

株式会社KDDIエボルバ 企画統括本部
サービス企画開発本部 サービス企画部 統括グループリーダー
関野 博之

今回のクライアント管理勉強会は「情シスのアウトソーシング」がテーマでした。思えば平成元年に入社した会社ではアウトソーシングを沢山行っていました。コーポレート販管部門では受入派遣が一般的でしたが、原価部門や技術系の販管部門では委託契約(準委任)で常駐がほとんど。当時の情シスにも少数ですが来ていただいていました。勉強会の中でも話しましたが、技術からお酒まで今の自分があるのはその時の方のおかげです。
その為か、参加者アンケートでアウトソーシングを行っている割合が25%と少なかったのが印象的でした。
 第一部の発表ではアウトソーシングを「提供する側」から2名(2社)、「受ける側」から1名の登壇があり、正直な本音も聞く事ができ興味深かったです。第二部のディスカッションでは、アンケート結果を基に話が盛り上がりました。第三部は少数となりましたが参加者の声も直接聞く事ができて嬉しい限りです。今回登壇された「提供する側」のお二人は、お互いにコラボに発展するかもなんて話も飛び出し、この先「受ける側」としてもメリットが発生するかもしれません。
 参加された皆さま、今回もご参加ありがとうございました。拙い進行で心苦しいですが、これに懲りずに再度ご参加ください。また、新規のご参加も首を長くしてお待ちしております。


株式会社URリンケージ 西日本支社
業務推進本部 総務部
担当部長
嶋口 真

第二回クライアント管理勉強会のテーマは「情シスのアウトソーシング」です。
勉強会に参加していただく方には毎回アンケートを書いていただくのですが、個人的な感想ですが質問が「情シスの」という前提になってしまったことで作業のアウトソーシングと派遣や外部委託で協力していただいているものとの区別が曖昧だった感もあり、「アウトソーシングを利用したことが無い」と言う意見が3/4を占めたのが少し意外でした。
今回登壇していただいた2社様は、性格が大きく異なるサービスを提供されていましたので視聴されていた方には非常に参考になったのではないかと思います。「ジョーシス」様は日常的な情シス業務の一部をクラウドサービスを提供することで解放しようというアプローチ、「ユナイトアンドグロウ」様は情シス業務そのものをお手伝いするサービスでした。両社のお話を聴くことでどちらにも「向き」「不向き」があることが解りました。情報システム部門が存在し、日々の業務の一部分をお願いしたいと考えるのなら「ジョーシス」様のサービスが向いているでしょうし、一人情シスだったり専任情シスが居なく、何から手を付けたらよいかわからないというような環境だと「ユナイトアンドグロウ」様のサービスが向いていると感じました。
ユーザー側として登壇していただいたのはPCNWの東京事務局の竹村さんで、いつもチャットを賑わせていただいてくれているムードメーカーです。サービスを利用した実体験を話していただいた中で「サービスチケット(お金)が調査時間で消費されてしまい、チケットを節約しようと自分で対応をしているうちに自分にノウハウが蓄積されてサービスそのものが不要になった」という話を面白おかしくしていただいたのには、「洒落にならない」けど笑わせてもらいました。
 私がディスカッションで注目したのは「トラブル」の原因でした。アンケートにも表れていますが、「コスト」「ITスキル」「業務範囲」は突き詰めれば同じ原因だと思います。コストを下げると担当者のスキルが下がりますし、もうちょっとやってほしくても範囲外だとしてもらえなくなります。アウトソーシングはこの辺の課題を理解したうえで活用するとトラブルを回避できるのではないかと思いました。
(第三部の)座談会は、登壇していただいた2社様も継続して参加していただけました。参加者は、「本音トーク」が聞けたのではないかと思います。私も冷たい飲み物を片手に、楽しくお話しすることができました。
私は勉強会の活動報告を書くたびに「飲み会したい」と言っております。コロナも5類になるようですし、そろそろリアル飲み会(勉強会)ができるのではないかと期待しております。
Webは距離に関係なく参加できるメリットがありますが、リアルは空間を共有するという大きなメリットがあります。
リアル開催が実現しましたら是非ご参加ください。

登壇者報告

情シスのアウトソーシングというのは、情シスを担っている身としては、自分の仕事が取られる、なくなるという一方で、情シスの負担軽減にもなる可能性にもなり、興味深い内容であったのではと思いました。しかしながら、アウトソーシングするにしても、色々課題もあり、向き不向きもある、アウトソーシングしたからこその問題点もある、そういったことも見えたのではないかと思います。自分の述べた拙い経験が、参加された方々の業務に少しでも役に立てば幸いです。

参加者の声

  • とてもためになる勉強会でした。受託側の意見、やりやすさの基準などがわかってよかったです。
  • 当事者からのお話をいただけたので生々しい話で、他の会社も苦労しているんだなと実感しました。
  • 情シス初心者にとって、具体的テーマで語られる事柄がとても楽しく、時間があっという間に過ぎました。また参加したいと思います。
  • アウトソースについて少し具体的なイメージが掴めました

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