第一回クライアント管理勉強会 【WEB】

日時 2021年09月17日(金)16:00~18:00
会場 WEBセミナー形式での実施(Zoomミーティングを利用予定)
テーマ 秋の情シス大相談会!ユーザ登録・削除、どうしてる?
~シングルサインオンから奥の手まで~
内容
第一部

相談共有・ディスカッション(16:00~18:00)
便利なシステム・ツールを導入する際に、避けて通れないのがユーザ情報の管理。
マスターの形式が異なったり、連携が難しかったり…と悩みをあげたらきりが無い!?

今回は情シスの永遠のテーマである「ユーザ登録・削除」にフォーカス!
課題や解決策を持ち寄り、ディスカッションの中で最適解を探ります。

第二部

座談会(18:10~19:00)
第一部で「聞き足りない」「語り足りない」という方向けに、交流の場をご提供します。

<当日の様子>

座長報告

株式会社KDDIエボルバ
サービス企画開発本部 サービス企画部 サービス企画グループ
関野 博之

PCNW2021年度最初の勉強会は「ユーザ情報の管理」について、改めて考えてみました。
テーマを決める会議では「ユーザ情報管理なんて今更?」という話も出ましたが、オンプレであろうがクラウドであろうが、必ず避けて通れないものであり、勉強会では年代・世代を超えた活発な議論が期待できる!と、テーマとして採用しました。

今回、第一部の前半で事例を紹介していただいた3名の方は、規模も管理手法も様々でした。人事情報をベースに、登録や削除を行うところまでは同じでしたが、その先は正に 三社三様 。
いずれも成功事例ですので、皆さまの参考になったかと思います。

後半は、事例紹介の3名+座長2名によるディスカッション。事前に頂いていたアンケートに加え、今回もチャットの意見を吸い上げながらの進行でした。
同姓同名問題、退職者のIDをいつまで残すか、ユーザIDの作成ルールなどが、盛り上がりました。

私自身はIBMのホストコンピュータが最初の仕事でしたが、今でも当時のユーザ IDは覚えています。デバッグのDで始まり、会社コード、社員番号、部署コードの組み合わせでした。
こんなことを覚えているなんて、やはり「ユーザ情報の管理」のネタはまだまだ尽きないようです


株式会社URリンケージ 西日本支社
業務推進本部 総務部 担当部長
嶋口 真

昨年の今頃は、来年にはリアル勉強会が復活していると信じていましたが、実際は緊急事態宣言真っ只中です。今回も東西合同のWebセミナー開催の運びとなりました。
テーマが皆さんの心に響いたのか、満席のため申し込みを締め切るなんて初めてのことです。新規参加の方も多く「今までとは違うな!」と感じながら開催することになりました。

さて、今回は情シスの皆さんが直面する課題の一つである「ユーザー管理(アカウント管理)」にスポットを当てて事例紹介していただきました。

システム化するにはコストメリットが出にくいユーザー数の管理を「運用で上手に処理」されている企業様。
アカウント登録をIdPを使って一元管理され、ご自身でスクリプトまで書いて自動化を進めている企業様。
最後は、情シスが最終目標とするような運用を何年も前から実現されている大企業様。(聞いてて、「はえーすごいですねー」ってな感じ)

取り組みも三社三様で、参加されている皆さんもご自身の環境と比べながら拝聴されていたと思います。

後半は、登壇者を交えたグループディスカッションです。今回は前半の事例紹介に熱が入り過ぎた様で、かなり時間が短くなりましたが、参加者もチャットで参加していただくことで問題解決の糸口をつかまれた方も居たのではないでしょうか?
個人的に印象的だったのが、「アカウント管理」と「権限管理」は別で処理するほうが運用が楽という話でした。アカウントは入退社と連動できるけど、権限は業務部門からの申請ベースになりますしね。きちんとシステム化できれば話は別ですが、普通は分けたほうが楽ですね。弊社もそうしています。

本来なら勉強会の後、居酒屋で親睦を深めるところですが、残念ながら今回もWEB懇親会でした。自宅から参加している方は、乾杯にお付き合いいただき有難うございました。
WEBは発言する人が偏りがちですので「やっぱりリアル飲みしたい」と思ってしまうのでした。

担当者報告

今回はITを利活用する際に避けて通れない「ユーザ情報の管理」をテーマにしました。大変多くの方にご参加頂いたことからも、課題を感じている方が多いのだと改めてわかりました。

勉強会の中では3社に取り組み事例をBefoer/After形式で紹介頂き、ポイント等にも触れた上でディスカッションを行いましたので、参考になった方も多かったのではないかと思います。

事例では、管理しているアカウントやIDの数が従業員数の3倍以上ある状況など、実際の経験をご紹介いただきました。一方で、工夫して効率化を図っても避けて通れない業務であるため、改めて「管理者の方が法人のITを支えている」ことに気付かされた勉強会でした。

参加者の声

  • 具体的な例をうかがうことができました。大変ありがとうございました。
  • 非常に多くのパターンがあるお題でしたので、時間が足らなかったですね。
  • 頷ける意見が多くあった。ユーザ管理とアクセス権管理は別物、というのは目からうろこでした。

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