日時 | 2019年09月12日(木)14:00~18:00 | |||||||||
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会場 | クオリティソフト株式会社 大阪オフィス | |||||||||
テーマ | 「デジタル時代にIT部門が進むべき方向」 ~深圳(シンセン)レポート 2019夏 アフターデジタルの世界~ |
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講師 |
PCNW幹事長 TERRANET代表 1979年3月に東京大学工学部計数工学科卒業。その後積水化学工業に入社し制御や生産管理システム構築に従事。MIT留学を経て、(株)アイザックの設立に参画、人工知能を応用した積水化学の工業化住宅のシステム化に貢献する。2000年6月に積水化学に戻り情報システム部長として積水化学グループのシステム基盤の標準化やITガバナンスの改革に取り組む。2016年3月に退職し、現在、TERRANET代表。 |
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内容 |
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PCNW幹事長 TERRANET代表
寺嶋 一郎 氏
長年大阪のPCNWで座長を務めてこられた小玉さんからオファーがあり、今回話をさせてもらいました。
たまたま7月の初旬に深圳に行ってきたこともあり、その視察から感じたイノベーションに関する話も交えて、デジタル時代にIT部門がどうあるべきかということをお話しました。
PCNWには一人情シスの方の参加も多いのですが、日々大変な業務に追われる中、次なるステップに進むうえで、何らかの参考になったとしたら幸いです。
日本電気株式会社 |
今回は、寺嶋幹事長が7月に深圳の先端企業を訪問された時の内容の報告と、現在の日本企業とのギャップからこれからの情報システム部門があるべき姿について、情報システム部門に対する熱い思いをぶつけて頂いた壮大な内容でした。
深圳は、中国政府が1980年に経済特区と指定してから、猛烈な勢いで、中国だけでなく全世界の工場となり、ハイテク企業が集まった場所となったことにより、発展してきた経緯があります。
寺嶋さんは、デジタル銀行のWeBank社、ドローンのDJI社、インキュベーターの華潤創業グループを訪問され、次々とイノベーションが起こり、新たなビジネスが次々と生まれていく、という環境にあることが、ここまで発展してきた理由だということでした。
また、これからの世界、すぐそこにある未来は、デジタルとリアルは相反するものではなく、デジタルの中にリアルが存在する、アフターデジタルの世界であり、エクスペリエンスによって価値を提供していくようになる、ということでした。
(私の個人的な意見ですが、スティーブ・ジョブズがiPhoneを出した時と同じだと感じています)
その為にも、ビジネスアナリシス(BA)が重要であり、情報システム部門には事業を牽引する部門になるべき、というお話をして頂きました。
参加者からの感想で、最も印象的だったのが「全部持って帰りたい」という言葉でした。
講師である寺嶋幹事長は一つのテーマに対して様々な要素を準備されたのだと思いますが、運営委員を含めた皆様は全ての要素が新鮮に映ったようで、中には『幹事長に会社に来て頂こう』という反応もありました。
新しい時代が来て、新しい仕事のやり方が始まるという事に、非常に皆さん刺激を感じられたようです。
これまでのトレンド勉強会と違って大きなトレンドが来ることを期待できた会でした。
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