利他の心でIT部門を活性化せよ

2023年1月10日

新年あけましておめでとうございます。

長い間苦しめられてきたコロナも今年こそは終わって欲しいものですね。今年が皆さんにとって良い年となることを祈念します。

さて、DXで状況は変わりつつはありますが、押しなべてこれまでの企業のIT部門は、地位も低く会社の中でも評価される部署ではありませんでした。特にPCやネットワークを管理・運用する皆さんはいろいろと苦労したはずです。

「PCの調子が悪いから見てくれ」、「なんだかネットワークがおかしいぞ、どうなってる!」などなど、ユーザーの苦情を聞いて、それに対応するといった仕事は大変です。

そんな時、「ただでさえ忙しいのに、何でこんなことまでやらなけりゃいけないんだ」なんて思いながら、嫌々その対応を行っていませんでしたか?

そんな感情は相手に伝わるので、ちゃんと対応したとしてもユーザーの感謝を得られなかったこともあったのではないかと思います。

仕事が受け身となり、やらされ仕事になってくると、やるのが嫌になっていきますね。そんな状況に陥ると、仕事の質も低下して、ユーザーも喜ばず、またまたやる気がなくなるといった悪循環に陥っていきます。

でも今年は、そうした悪循環を断ち切り、できるだけ楽しく仕事ができるようにしていきませんか。

では、そのためにどうすればいいのでしょうか。

IT部門の顧客は第一義的にはユーザーである社員だと思いますが、彼ら/彼女らがITを活用して効率的に仕事ができるようにアクティブにIT部門として行動してみるのが、一番大事なことではないかと思うのです。

相手が変わることを待っていても駄目で、まずIT部門自らが変わるのです。

ユーザーの立場に立って、その状況をよく見て、寄り添ってあげましょう。そして彼ら/彼女らがよりベターな状況になるようにIT部門として行動するのです。

そうすることで、徐々にユーザーがIT部門の対応に感謝してくれるようになるはずです。ユーザーが喜んでいる姿を見れば、IT部門のメンバーも嬉しいし、やりがいも感じられるようになるのではないでしょうか。そうして徐々に良い循環が始まっていきます。

相手のために良かれという思いで仕事をしてみましょう。その利他の心が大切なのです。利他の行為は、まわり巡って自分たちをも幸せにしてくれます。ユーザーだけではなく、IT部門も幸せにしてくれるはずです。そして、それぞれの仕事も活性化していきます。

今年がPCとネットワークを管理する皆さんが、利他の心で、より楽しく仕事ができるようになれる年になりますように!

寺嶋 一郎 PCNW幹事長
TERRANET 代表

1979年3月に東京大学工学部計数工学科卒業。その後積水化学工業に入社し制御や生産管理システム構築に従事。MIT留学を経て、(株)アイザックの設立に参画、人工知能を応用した積水化学の工業化住宅のシステム化に貢献する。
2000年6月に積水化学に戻り情報 システム部長として積水化学グループのシステム基盤の標準化やITガバナンスの改革に取り組む。2016年3月に退職し、現在、TERRANET代表。

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