2018年5月21日
2018年5月21日
最近、知人から「情報収集どうやってます?」という質問を受けました。
この質問をしている事自体が、情報収集である、ということはまぁ置いておくとして…
情シスという仕事は、最新情報は常にキャッチアップしておくべきだと思っています。
PCやOSは常にアップデートされていますし、クラウドサービスやAI、RPAにIoT等、新しい概念やサービスも続々提供されています。
システム管理者にお馴染みのMicrosoftは、ついにBuild2018のメインテーマでWindowsやOfficeを経営の基幹とした企業から、Azureを核としたサービス企業へのシフトを明確にしました。
例えSIerの提案を捌くのがお仕事、という立場だったとしても、提案を判断するには判断出来るだけの情報や知見が欲しいですよね。
情報システム担当者として積極的・自発的に動いて行く為には、情報収集が必要なはずです。
ここで冒頭の質問に戻りますが、知人からの質問の答え「情報収集」ですが、私の場合はWebと勉強会が主体に行っています。
Webは、基本的にRSSリーダーを使ってニュースサイトのRSSフィードを斜め読みし、興味を持った記事をピックアップ。これは数をこなすうちに良サイト・良記事を選別する目が勝手に育ってくるので、数を見るのも重要でしょう。
そして、同じテーマを扱った記事を、複数サイトで見てみる事も大事です。サイトや記者によって、記事の書き方や密度が違いますし、同じテーマを別の切り口で見る事も出来ます。
Webの情報はほぼ誰でも同じレベルで取得出来ますので、後は情報の選別能力でしょうか。これもサイトや記事の選別と同じように、経験が物を言うところです。
その他、「Qiita」や「はてな」のような技術Blogのフォローも大事ですね。
勉強会は、技術系イベントの検索サイトで毎日色々なものが紹介されていますので、キーワードを絞って検索したりRSSフィードをチェックしたりで最新情報のキャッチアップが出来ます。
例えば、「TECH PLAY」や「connpass」に「ATND」「DoorKeeper」等。
私は、勉強会は知識・知見・人脈を得る場として非常に有効だと考えています。
行くべきなのは、テーマを持ちユーザーの立場での情報共有の場としての勉強会。例えば「セキュリティ」だったり「IoT」だったりという特定のテーマに絞られた、ユーザー同士の発表会ですね。
このような勉強会では、発表者も参加者も、基本的にみんな同レベル。だから、テーマも身近だし発表者の立場やスタンスにも共感できやすい。
そして勉強会のテーマについて、発表者の方が現場に即した内容での発表を、しかも基本的に無償で行うのですから、参加しない理由がありません。
特にポイントとなるのが「こうしたら上手く出来た」だったり「こんなところがハマるポイント」と言った生きたノウハウが聞けるところです。
勉強会後の懇親会も、個人的には重要だと考えています。
発表の際に感じた感想を伝えたり質問をしたりは勿論ですが、発表では時間がカットされた内容やここでしか聞けない話とかも聞けたりします。そして何より、仲間になれますしね。
色々お話ししましたけれど、「興味を持って学ぶ」方が大事なのではないかと思います。
「必要があって学ぶ」も大事なのですが、自分が興味を持てる事を学べる事が身につきますし、何より楽しく思えるはずです。
しなくてはならない勉強であったとしても、楽しくできると良いですね。
<お断り>
本稿の内容は著者の個人的見解であり、所属企業及びその業務と関係するものではありません。
大石 英 |
アイレット株式会社 |
1965年7月生まれ。大学時代は考古学専攻なのに、バブル期のトレンドに乗って地元のシステムベンダー入社。
受託開発・社内開発・営業・企画等と社内をうろうろし、勤務先も地元・東京を行ったり来たり。
いつの間にか新規事業開拓のM&Aメンバーとなり、M&A先のシステム担当者をしていました。
現在はCIerに転職し、クラウドを使ったシステム開発を行っています。
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