日時: | 2011年5月25日(水)15:00〜18:30 |
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会場: | 大阪丸紅ビルB1F A会議室 |
住所: | 大阪市中央区本町2-5-7 >地図 |
TEL: | 06-6125-2161 |
会費: | 無料 |
定員: | 20名 |
参加対象: | 企業のシステム管理ご担当初心者様 |
参加資格: | 企業のシステム管理ご担当者様 及び ご関係者様 ※定員になり次第締め切りとさせていただきます ※応募者多数の場合は、システム管理者様を優先とさせていただきます ※第三部ご参加の方は別途2000円いただきます。 |
テーマ: | 災害に強い情報システムの要件 |
講師: | クオリティソフト株式会社 取締役 兼 ビジネス企画本部 本部長 平居 透 氏 |
内容: |
第一部: ご講演
<サーバ編> 1.災害に強いデータセンタ活用 2.バックアップは、データ保存からシステム保護の概念へ 3.システムの可用性追求 4.データの保管場所は複数に <クライアント編> ★自宅勤務、サテライトオフィスに耐えられるシステム構成とは? ★津波にやられた事業所のPCは総てアウト。これでBCPは可能か? 1.どこでも仕事ができる環境 2.PCデータもバックアップ 3.遠隔でのPC制御とライセンス管理 第二部: 「災害に強い情報システムの用件について」
※ディスカッション形式 第三部: 「情報システム管理者同士による Q&A」
※懇親会形式によるフリートークです。 ※皆様の業務ネットワークの拡大、情報交換の場にご活用ください。 |
今回は「災害に強い情報システムの要件」というテーマでクオリティソフト株式会社 取締役 兼 ビジネス企画本部 本部長 平居 透 氏からご講演をしていただいた。参加者全員から「参考になった」との感想を頂戴し、嬉しい限りです。今後も皆様に「今、必要なテーマ」を提供することできればと思っています。
旬の話題であり、かつ永続的に考え対応すべきBCPを、絵に描いた餅に終わらせず、実際に稼働させることを念頭においた仕組み作りについて、具体的に対応するソフトウェアをベースにお話を頂きました。今回のお話しで、管理者がやるべきことが明確になったのではと感じています。特に文書情報の対策はシステムの視点から漏れていることが多く、新鮮な気持ちで受け止めていただけていたようです。
今回の研究会の参加者は企業の情報システム部門のメンバーの方々を中心に10名が参加し、各企業が考えている災害対策を議論しました。ディスカッションで感じた事は、今回の大震災を契機に各企業のIT部門が真剣に災害対策を考え始めているという事実です。私がお話した@サーバAクライアントBドキュメントの対策以外にネットワークやデータの保管方法にも議論が及んだのが印象的でした。また懇親会で出た話ですが、データのバックアップ先を企業間で相互に持ち合う話しも、一部の企業で進んでおり、この方法はセキュリティやコスト面からも日本企業特有の非常に素晴らしい対策と感銘しました。日本の地震学者も『地震は活発期に入った』との認識があり、これを契機に各企業が独自の方法で『災害に強いITシステム』を構築することを期待しています。