セキュリティ統制は実現できているか

2007年10月5日 第1回 情報モラル・セキュリティ分科会(大阪)
日時: 2007年10月5日(木)14:00〜17:00
会場: 大阪丸紅ビル 13F E会議室
住所: 大阪市中央区本町2-5-7  >地図
TEL: 06-6125-2161
会費: 無料
定員: 20名
参加資格: 企業の情報システム管理者様
※定員になり次第締め切りとさせていただきます
※応募者多数の場合は、システム管理者様を優先とさせていただきます
テーマ:

セキュリティ統制は実現できているか
〜「仏作って、魂入れず」になっていないか〜

講演者: ハイテクノロジー・コミュニケーションズ株式会社
代表取締役社長 稲垣 長利 氏
内容: 内部統制への対応について、ほぼ対応済みの企業、現在進行中の企業、様々ではありますが、結局最後は「人」と感じられているところは、皆さん共通の課題のようです。

今回は、ハイテクノロジー・コミュニケーションズ(株)稲垣氏より、企業の情報セキュリティ教育を担当された実績とご経験から、「セキュリティの維持と、社員のセキュリティモラル向上の関係」についてお話いただきます。
稲垣氏は、いわゆる情報セキュリティ分野の専門家ではありませんが、1998年にNTTの委嘱を受けて「情報セキュリティ責任者」(3,000名)を対象とした「情報セキュリティの基礎セミナー」の講師を経験されています。その後、NTTデータ、富士通子会社のジーサーチで、同様のセミナーをテキスト作りから引き受けられています。
約10年前のセキュリティ環境と、現在のそれとの違いも見えてくるでしょうし、同時に、時代や環境の変化とは関係のない「本質的な課題」も浮かんでくると思います。

後半は、皆様とディスカッションを進めてまいります。

講演者・座長 感想

講演者
ハイテクノロジー・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役社長 稲垣 長利 氏

J−SOX対応を迫られている参加者の皆さんが、「セキュリティの要は人」ということに気づいてはいても、 「人の知識、意識、モラル、をどうやって高めてゆけばよいのか」について深い悩みを持っていることを確認できました。

「どうすればいいのか」という問いに対する、 私の「答えあるいはヒント」がどの程度皆さんに伝わったかはわかりませんが、 今後皆さんがそれぞれの会社の中で「周りを巻き込んで議論する」意識と習慣を忘れなければ、 徐々にそれぞれの答えが見えてくると思います。

私が提唱した「セキュリティ小冊子づくり」も、この「周りを巻き込んで議論する」ための一つの手法です。
セキュリティ小冊子そのものも、会社全体のセキュリティ意識を向上させる重要な武器ですが、 それ以上に、「小冊子を作るためにみんなで議論する」ことに、大きな意味があると私は考えています。

高瀬宜士 氏 情報モラル・セキュリティ分科会 大阪座長 高瀬 宜士 氏
帝塚山大学 経営情報学部 教授

第1回情報モラル・セキュリティ分科会は、「セキュリティ統制は実現できているか」というテーマで ハイテクノロジー・コミュニケーションズ株式会社代表取締役社長 稲垣 長利 氏にご講演をしていただきました。 発表内容及びディスカッションについて出席者全員の方から「参考になった」との感想を頂戴しました。 ディスカッションでは、各人が抱えている問題などについても意見交換がなされ、有意義な分科会であったと感じました。 今後もこういったレベルでの分科会になるよう、努力したいと思っています。