オープンソースソフトウェアの著作権問題

2004年03月18日 第3回 オープンソース分科会(東京)
日時: 2004年3月18日(木) 15:00〜18:00
会場: クオリティ(株) 6F 会議室 東京都千代田区平河町1-4-5 平和第一ビル6F
テーマ:

オープンソースソフトウェアの著作権問題

講師: 弁護士 尾崎 孝良 先生

(参考)この分野にご興味があって、さらに論点を掘り下げたい方は...
「デジタル著作権」ソフトバンクパブリッシング刊
内容: 「米SCOによるIBMの訴訟」「Linux採用企業へのライセンス料請求」などの 「オープンソース著作権問題」は、オープンソースを使用中、あるいは 導入検討中の企業にとって新たな課題となりつつあります。
「オープンソースの知的財産権の基礎知識」など、オープンソースの使用に 際し、企業が認識しておくべきことを尾崎先生より法的な立場からご説明 いただきます。「オープンソースを安心して使用する」について、皆様と ディスカッションを進めてまいります。

講演者・座長 感想

柿崎 敦司 様 オープンソース分科会(東京) 座長 HOYA(株) 柿崎 敦司 様

今回の分科会は、オープンソースソフトウェアの著作権問題ということで、参加者の方々は様々な興味を持って参加されていましたが、講師の尾崎先生から著作権の基本について、わかりやすく具体的な説明をしていただいたことで、著作権の本質が明快になりました。
特に”利用(複製権)”と”使用(権)”は分けて議論すべきで、SCO問題はその辺が不明瞭であるとのお話は、非常に参考になりました。
また、分科会の持ち時間内での質疑はもとより、分科会終了後の懇親会での質問にも花が咲き、時間を忘れるほどでした。
サッカーのオリンピック最終予選(UAE戦)があったにもかかわらず(笑)、懇親会参加者が非常に多く、皆さん少なからず法律関係の疑問や相談ごとを多かれ少なかれ持っているという印象を受けました。

弁護士 尾崎 孝良 先生 講演者:弁護士 尾崎 孝良 先生

これまで各方面で講演してきました経験から今回も著作権の基礎部分に重点を置いて説明しました。参加者の方々との意見交換でもこの点が好評だったようです。法律は基礎部分を理解せずに対処療法だけを求めても全く事案の解決になりません。
分科会終了後の懇談会でも大変有意義な意見交換ができました。
また、このような機会を賜れれば、と思います。