第一回ネットワーク管理分科会(東京) 議事録

第一回ネットワーク管理分科会(東京) 議事録
日時: 2003/9/26(木) 15:00〜18:00
会場: クオリティ(株)6F会議室
テーマ: 「社内外における無線LANとIP電話、そしてブロードバンド活用による新たなコミュニケーションについて」
講師: ソフトバンク株式会社 法人営業本部 営業企画部部長 瀧本和弘 氏
発表内容: 〜無線LANとIP電話の利用とブロードバンド活用による新たなコミュニケーション(TV電話、PC会議等)を
   事例に基づき紹介〜
司会・進行: ネットワーク管理分科会 座長 株式会社リコー 宮腰寿之 氏
  (株式会社リコー IT/S本部 IT/S推進センター 技術2グループ 課長代理技師)
※当分科会の運営方針により、個人/会社名を特定できる発言、および発表者から公開の許可を得られなかった内容は
   議事録より削除されています。あらかじめご了承ください。
 
プレゼンテーション (発表内容は資料をご参照ください)
質疑応答
 
Q: 大企業向け、IP電話サービスは今後普及してゆくのか?
A: 着信転送などの機能があるビジネス電話(ボタン電話)はまだ多い。
今後のIP電話の普及を見据えて拠点を全国2200局に拡大している。
Yahooのインフラで統一している。
IP電話を導入事例としては新生銀行などがある。
   
Q: Blasterウイルスの感染拡大など、ネットワークの帯域が落ちるのが心配。
どういう対策をとっているのか?
A: トラフィックが増えたとき、Yahooのバックボーンのコントロールを行い、帯域を確保している。
パケットロス率は99.99%である。
   
ディスカッション
 
音声(電話)に関しての担当部署は?(参加者挙手)
  総務:6社、情シス:1社、総務・情シス両方:2社、IP電話に限っては情シス:1社
   
ネットワークの統合、運用について
  ・全国の拠点とのネットワークを統合したいが・・・他社はどんなネットワークを組んでいるのか?
・音声系ネットワークに関する運用、管理は大変。各社の工夫、アイデアを聞きたい。
・インターネットVPNについて、社内認証が全社認証でない会社あり。
・グループ企業の場合、一括で管理されているので、一企業だけ別のものをやるのは難しい。
  全体の統合も難しい。ネットワークがある程度、制約されてしまう。
・音声系のネットワークとインターネットVPN系のネットワークの統合は危険であると思います。
   
IP電話について
  ・経営TOPは東京ガスのIP電話導入の事例を挙げて、IP電話の検討を指示。
・IP電話を導入済み。
  ウイルス被害(SQLサーバーに感染)が拡がった時にIP電話が不通になった。
・IP電話にする場合、ネットワーク障害の切り分けと運営に困っている。
・サーバーがダウンしたときの緊急の連絡網を確保する必要がある。
・IP網を利用したネット会議システムを各拠点間の会議の時使えるのか、興味がある。
・操作方法が難しいと結局使いこなせなくなり、使わなくなる。TV電話会議がいい例である。
・IP電話に関してはシステム管理者の負担が増えるような気がする。
・IP電話の導入には、コストの削減を期待している。
・外線が多い場合、コスト的なメリットはどうなんだろう?
・音声がまだまだ。
   
無線LANについて
  ・まだ危険?
→対策としては、暗号化、IPアドレスの登録、認証サーバを入れる。
   
TV会議システムについて(実際にデモンストレーションが行われた)
  ・出張旅費削減のため、使用している。
・現在、TV会議システムを導入している企業に現状を聞いてみたい。
→P2PのあるTV会議システムを私用で試して使ってみたが、集音の難があり、
  音の途切れもあり問題であった。
   
提案事例
  ・広域LANへのネットワークの移行に伴い、IP電話の導入はPBXと併用。
  内線だけIP電話を使う。NTTへの発信はまだ行っていない。
・ある企業においては、フレームリレーやデジタルアクセスを利用している。
  64k。レスポンスは落ちた。