日時: | 2004年4月21日(水) 14:00〜17:00 |
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会場: | 大阪ビジネス会議センター コンファレンスルームC 大阪市中央区瓦町3-5-7 大阪長和ビル >地図 |
テーマ: |
『アウトソーシングは情報システム部を救い、止められないITインフラを守れるのか』 |
講師: | サイトロック株式会社 代表取締役社長 吉田 誠 様 |
内容: |
自社情報システムの運営業務を外部専門業者に委託する「アウトソーシング」を採用する企業が増えています。情報システムを取り巻くリスクが増大するなかで、業務をどこまで任せることが可能なのでしょうか。
また、「アウトソーシング」よるシステム構築・維持経費の削減への期待の反面、システム運営に必要な情報資産、ノウハウを第三者へ提供することへの不安も存在します。 今回は実際に「アウトソーシングサービス」を提供されているサイトロック社より最新事例を交えご紹介いただき、「アウトソーシング」採用に際しての不安・疑問など皆様と意見交換しながら、ディスカッションを進めて参ります。 |
そもそもアウトソーシングとは、「自社の組織が遂行している業務分野のうち、 社外により優れた経営資源があるのなら、自社で遂行するよりも外部を使う べきである」という考え方だ。そして、情報システム部門はアウトソーシン グに適した部門であるという意見がある。同時に、昨今のコンピュータシス テムは、企業内のあらゆる業務にとって「コア」であり、アウトソーシング すべきではない、という意見もあり、判断に迷うところだ。
今回の分科会では、アウトソーサー側であるサイトロック社の吉田社長より、 アウトソーシングサービスを提供する側の経営課題を、細部にわたって解説 していただいた。アウトソースに向いた業務と、向かない業務を明確に指摘 し、またSLAは、業務を「見えるようにする」ことによって業務改善プロセス を実践するためのツールである、という説明には説得力があり、非常に参考 になる講演であった。
前の週の東京での分科会に比べると参加人数が少なかった事もあり、東京にもまして さらにざっくばらんにやってしまいました。 今回東京、大阪と2回に渡りアウト ソーシングをテーマにした分科会に参加させて頂きましたが、結論としては、「アウ トソーシング=サービス=目に見えにくい価値」を検討する際は、ユーザとベンダが 建前論ではなく、如何に本音で議論できるかが鍵になる事が再確認できました。