第一回 ネットワーク管理分科会 議事録

第一回(2003/1/28)ネットワーク管理分科会 議事録
講師: 株式会社リコー
IT/S本部 IT/推進センター IT/S技術グループ 主席係長技師
宮腰寿之 様
講演内容: モバイル「外出先からでも仕事がしたい!その時セキュリティは??」
リコーのモバイルの事例について、それぞれの導入内容や運用の苦労を紹介します。
リコーにおいては、社内では「無線LAN」、出張や外出先、自宅では「リモートLAN」といつでも、どこでもを実現しています。
資料: 「外出先からでも仕事がしたい!その時セキュリティは??」
>>資料(PDF 557KB)
質疑応答
 
アクセスポイントのアップデートはどのように行うか?
無線LANのポリシやルール化はどのように行っているか?
アクセスポイントの管理は?
プライベートPCのルールは?
802.1xはまだ早い?
全体ディスカッション:課題
 
無線LANの運用に基づくルールをどうするか?
>>無線LANはサービス提供しないとエンドユーザが買ってくるともっと危ない状況がおきる、だから先にポリシをつくって与える。
予算の確保。費用対損失で話をしても通じない
コストについて困っている
ネットワークの明文化されたルールがない。技術屋はできることはやっていいことと思ってしまう、規制するものは規制する必要がある。
テレビ会議、ERPオンラインでの承認などやりたいことはあるが、コストアップメールの暗号化、電子証明書など、情報セキュリティの啓蒙などを始めようとしている。
個人PCの利用 防衛庁の情報が富士通の社外に出た、朝日新聞で個人のPCが使われていたと報道されている、管理体制ができていないと書かれる。簡単に割り切りが付かない。
インターネットVPNをつかうときに、自宅の個人のPCを使うことも考る必要がある。リコーのファイアウォールをもらうのはそれが参考になった。
使いやすさとセキュリティは相反するもの。
認証はいろんな場面で出てくる。
人事情報は個人のPCからでも入るようになっているが、個人に会社の資産を入れていいのか?
運用管理について外部アウトソーシングいたい
全体ディスカッション:まとめ
 
切り替えしたいがコストが(フレームリレーからの乗り換え)
モバイルニーズがあるが、セキュリティが
運用ルールの作り方
運用ルールの作り方
 
NWは会社の規模が違うと困り方が違う
LANは止まると、人が出動するしかない
拠点が増えると困る
少ない人数でこのように工夫している
>>リコーのNotes上のR-WANの利用の手引き ユーザ参加型の運用情報交換
インターネットVANがうまくいった事例
 
インターネットVPNは速度の面で止められない
インターネットの加入はどこでもよい
ルール
リモート対会社: クライアントがインターネットVPN
VPNクライアント、ファイアウオール、OneTimePassword
WAN : フレームリレーではなくインターネットVPN
課金
会社負担(着信課金)か、個人負担か
サポート
ユーザが千差万別な方法でつなぐので、どうサポートするのか?
ケーブルテレビ、PPPoE、ルータなどいろいろとある。
質問の内容が高度すぎて、ヘルプデスクがついていけない。
各キャリアは自分でつかったことがないことが多い。
ユーザ同士、問題のあるルーターの報告などを掲示板を使ってコミュニケーションしてもらい、ある程度質問が多いものはIT部門でマニュアル化
>>部門ごとのITキーマンが、企業文化として自分がやったことを教えあう
IT部門の負荷
新しいことをやるときにIT部門負荷が非常にかかるし、パワー必要。全社員に展開したときにどうなるか?を考える
セキュリティ
 
暗号化
Notesでは暗号化通信ができる。
インターネットVPNはIPSecの通信は破られない
ウイルス
管理可能
情報漏洩
社員のモラル
無料でできることから
PCの持ち出し、BIOSパスワード、スクリーンセーバをかける
電車や車への置き忘れ
課金システム構築時のポイント
リコーではすべてIT利用について部門課金を行っている。
 
ユーザにも手がかからない
管理者も手がかからない
Notesは自動的に社員番号が入る
異動があると部門コードで振りかえる
Notesのアドレス帳の社員マスタ、人事異動があるとNotesの社員マスタを変更し、すべて変更されるような仕組みになっている。