第3回 ドキュメント管理分科会 議事録

  (2000/10/25)ドキュメント管理分科会議事録

議事:
タンブルウィードコミュニケーションズ(株)

◆Integrated Messaging Exchange(IME)

ウェブサーバとメールサーバを統合し、セキュリティの設定とトラッキングが可能なコミュニケーションを実現。

  1. ブラウザーもしくは、既存アプリケーションからの自動配送によりメールを送信する。
  2. 一緒に送りたいファイルは添付されるのではなく、Webサーバ上にセキュアな状態で置きそのアドレスがメールに記載される。
  3. 受信者は、メールに書かれたアドレスにアクセスしファイルをダウンロードする。
  4. このときに、受信者がメールを開いたか、添付ファイルをダウンロードしたかを情報として記録する。
  5. 記録された情報を確認することができる。

質疑
  • 複数人同時に送信した場合は、全員同じアドレスにアクセスするのか。
  • CEからのPKIを使った認証を組み合わせる必要があるか。
  • ASPによるサービスを提供しているか。

◆Messaging Management System(MMS)

メールによる情報漏洩を防ぐセキュリティ総合管理システム。
機密な言葉や、使っては行けない言葉を含んだメールを検知して送信を止める。

  • 重要な情報資産の流出を防ぐ。
  • 社外からの無用なメールを排除できる。
  • 私用メールの乱用を防ぐ。
  • ネットワーク犯罪からの被害を回避できる。

質疑
  • 規制するための業界別特殊用語集が提供されるのか。
  • IMEとの連携はできるのか。

(株)リコー

◆TrastyCabinet

文書の電子化にともない「原本性の確保」が求められている。
原本性の確保とは、真正性、保存性、見読性をそれぞれ確保すること。
Trusty Cabinetとは電子原本保存管理サーバシステムである。

主な機能
  • 業務サーバは原本保管、取得などをおこなう。
  • すべてのアクセスにログが記録され、不正アクセスを制御。
  • 改ざん検知処理を行う。
  • 更新が行われると上書きをせず自動的にバージョンアップする。
  • 保存期限の設定をすると期限内は削除できない。

質疑
  • 原本のコピーは改ざんされないのか
  • 最後に「紙」にプリントした時、原本である証明はどうなるのか
  • 外部に取り出した電子文書を追跡できないか。
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