第6回 ディレクトリサービス分科会 議事録

  (2001/5/22)ディレクトリサービス分科会議事録

議事:
日本IBM(株) 吉田好宏様

●「汎用機にある人事DBとディレクトリサービスの関係」
●「Notesやその他アプリケーションごとの権限との関係」

日本IBMのグループウェアはすべてNotesで行っている。

氏名・所属組織・事業所など
   人事データ(メインフレーム)
非人事情報(ノーツID・電話番号・座席場所など)
   Notesデータ「日本IBMディレクトリ」
人事データ
   「日本IBMディレクトリ」(個人の機密情報は入れない)
      月に一度更新

電話帳検索システム
電話帳データ(フラットファイルでサーバーのメモリーに常駐)
更新はNotesのデータを使用(毎日一回のバッチ処理)

「日本IBMディレクトリ」→IBM Bluepages(WEB LDAPベース)週に一度更新
全世界からのアクセスが可能。
WEBアプリケーション認証システム:CWA(Common Web Authentification)と呼ばれるシステムで認証をする

NotesアプリケーションはACLで動いている。
ディレクトリとの関係は、ユーザIDの権限による。
グループ名を補完使用している。
各アプリケーションごとに権限の設定をしている。

◆分科会のまとめ 〜意見・質問〜◆

  • 人事データの変更作業は誰が行っているのか。
  • 人事異動した社員がいた場合、各アプリケーションごとに設定している権限のメンテナンスはどのように、誰が行うのか。
  • ディレクトリサービスは大きなカテゴリに分けたLDAPで組むのが現実的なのではないか。
  • アカウントの分散を避けたい。
  • コストがかかりすぎるため、全社統一で一本化するのは至難の業である。
  • LDAP検索はフラットで行うと簡単であるが、階層構造は一元管理できるから便利である。

    過去6回の分科会で、いろんなことが分かってきた。
    しかし、まだ有効に利用するための答えが見つからない。
    途中から参加した人も多く、今後も活動を続けていくことを検討したい。
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