第二回ITトレンド勉強会 【大阪】

開発パートナーと上手く付き合うには?
SIerが本音で語る!情シス部門に求めるもの

日時 2020年02月07日(金)14:00~18:00
会場 クオリティソフト株式会社 大阪オフィス
テーマ 開発パートナーと上手く付き合うには?SIerが本音で語る!情シス部門に求めるもの
講師

株式会社リージェンコンサルティング 代表取締役
野村 隆 氏

大手コンサルティング会社にて、金融・通信業界の大規模基幹系システム開発プロジェクトに、多数参画。構想段階から保守運用まで、幅広い工程の経験がある。
大手コンサルティング会社から、インドの独立系システム開発企業に転職し、現在に至る。
直近では、大手SIerとの協業プロジェクトにて、アジャイル開発手法を使ったソリューション開発のPMとして参画。

内容
第一部

講演(14:00~15:00)
開発パートナーとの付き合い方は、なかなかに難しいです。
要件定義がはかどらない、設計で矛盾が生じる、開発・テストで遅延する、稼働しても安定しない、など。開発パートナーへの不安や不満は、常にあると思います。

ただ、不安だ、不満だ、と漏らしても何も解決しません。
また、開発パートナー側も、お客様との良好な関係を構築したいと常に思っています。

不安や不満を減らし、開発パートナーとの良好な関係を構築するために、開発する側の観点から情報システム部門の方に留意してほしいことをご紹介します。

なお、当日は、アジャイル開発特有のリスク・課題と低減・解決策もご紹介いたします。

第二部

お悩み共有&ディスカッション(15:10~17:00)
開発パートナーとの付き合い方に関するお悩みを共有・ディスカッションしながら、解決策を模索します。

第三部

懇親会(17:00~18:00)
※懇親会形式によるフリートークです。
※情報システム管理者同士のネットワーク作りや情報収集の場としてご活用ください。

<ディスカッション時の様子>

講師感想

株式会社リージェンコンサルティング
代表取締役
野村 隆 氏

開発パートナーとの良好な関係を築く方法について、準委任、請負という契約形態にもとづいて説明させていただきました。あわせて、アジャイル開発の特性や、メリット・デメリットを解説いたしました。
やはり、発注側の情報システム部門と、受注側である開発バートナーとが対峙する関係でなく、相互に協力し開発プロジェクトを成功させることが重要です。

東京会場・大阪会場ともに、参加者の皆さまと活発に意見を交換することができ、私自身も楽しませていただきました。開発パートナーとの良好な関係構築のお役にたてれば、幸いです。

座長報告

日本電気株式会社
第二製造業ソリューション事業部
ソリューション推進部
吉崎 大輔

今回のテーマも非常に盛り上がった内容でした。参加者もいつもより多く、活発なディスカッションができたと思います。またとても丁寧にアジャイル開発について、ご説明頂き、分かり易かったのではないかと思います。
ITの素早い変化についていく意味でも、アジャイル開発の今後の必要性を改めて感じた次第です。

私は大手SIerで営業という立場であり、いつも提案については、お客様のご要望に沿いながら標準化できないかと考えておりますが、なかなかお客様とかみ合わなかったり、ご要望内容と実運用の乖離で悩まされたり、私個人としても、野村様の講演内容はとても勉強になりました。
また、企業の大小関係なく、情報システム部門や情報システム子会社の方々は、共通の悩みを抱えておられるのを、私は肌で感じて参りましたので、その共通の悩みである、「スキルと知識」という面で、野村様にご質問させて頂きました。(事前アンケートにも、やはり共通項目として表れていました)

その“スキルと知識”を身に着ける、という意味合いでも、本勉強会は深みのある勉強会だと改めて感じました。
本勉強会をどんどん活性化させて参りますので、次回以降も楽しみにして頂ければ幸いです。

担当者報告

今回は初めて参加の方も多く、どの様な方向になるのか少し不安でしたが、時間を追う毎に皆さんの表情から共感を感じられました。第3部も全員が参加され、時間一杯までの情報交換となりました。

以前、外資系ITソフトベンダーに勤めていた時、海外の同僚に聞くとお客様の出世は共通の目標でしたが、なかなか国内で実現は難しいと感じてました。
一方でコストに見合った改良/改革がないと投資自体に意味が無いと、改めて考えされられました。
いつか、参加企業様自身がモデルとなって良いIT投資をこの会で実践出来ればと思います。

参加者の声

  • 現在プロジェクト真っ只中であり、ベンダー・利用者部門との関係性について大変参考になりました。
  • ベンダー側に視点がいきそうですが、発注側も考えを改める部分があると感じました。
  • 要件を落とすという視点はリスクヘッジとして必要だと感じた。

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