研究者が語る、これからのクラウドコンピューティング

第3回システム企画研究会 (東京)
日時: 2012年04月19日(木)15:00〜19:00
会場: クオリティソフト(株) 本社 6F 会議室
住所: 東京都千代田区平河町1-4-5 平和第一ビル6F  >地図
TEL: 03-5275-6124
会費: 無料
定員: 30名
参加資格: 企業のシステムご担当者様 及び ご関係者様
※定員になり次第締め切りとさせていただきます
※応募者多数の場合は、システム管理者様を優先とさせていただきます
テーマ: 研究者が語る、これからのクラウドコンピューティング
〜今の商用クラウドはイントロに過ぎない〜
講師: 東京大学 情報基盤センター 准教授
関谷 勇司 氏

<講師略歴>
1997年 京都大学総合人間学部卒。2005年 慶応義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程終了。博士(政策・メディア)。2002年より東京大学情報基盤センター助手。2008年同センター講師を経て、2011年同センター准教授。DNS の信頼性向上、クラウドコンピューティングの信頼性と耐障害性の向上に関する研究に従事。
内容: 現在のクラウドコンピューティングは、商業的なキーワードとして広く浸透し、企業内に導入され、利用されている。しかし、現在多く利用されているプライベートクラウドは、本来クラウドが持つ高可用性や分散性、信頼性を有した運用形態ではなく、いままでのホスティングや VPS といった運用に比べ、マルチテナントによるコストダウンを意味しているに過ぎない場合が多い。本講演では、研究的な側面を含め、クラウドならではの特徴を生かした、これからのクラウドの技術と運用形態について所見を述べる。

第一部:
ご講演(15:00〜16:00)
東京大学 情報基盤センター 准教授
関谷 勇司 氏

第二部:
クラウド運用の課題と対策(16:10〜18:00)
※ディスカッション形式

第三部:
IT管理者同士による Q&A(18:00〜19:00)
※懇親会形式によるフリートークです。
※情報システム管理者同士のネットワーク作りや情報収集の場としてご活用ください。

講師感想

東京大学 情報基盤センター 准教授
関谷 勇司 氏

大阪と同じく研究者の立場からお話させて頂きましたが、学会等とはまた違った質問を頂くことができ、新鮮でした。クラウドに移行することのメリットとデメリットに関して、様々な立場の方と議論を行うことができ、私自身も多くのヒントを頂くことができました。

座長感想

猪里 孝司 氏 大成建設株式会社
設計本部 専門群 建築計画グループ グループリーダー
猪里 孝司 氏

クラウドを支える技術の現状や課題を知る貴重な機会でした。クラウドも魔法の杖ではなく、利用企業のシステム管理者の役割が大きいことが再認識できました。
クラウドはまだまだ発展途上です。利用者が求めていることをきちんと声に出して行くことが、よりよいクラウド環境を作り出す上で重要です。

副座長感想

中俣 幸二 氏 株式会社リコー IT/S本部 ITインフラ統合センター
システムインフラグループ リーダー 兼
IT/S企画センター ソリューション事業支援室
中俣 幸二 氏

クラウドを議題にして3回目(最終回)の研究会でした。今回は視点を変えて東大の関谷先生からのご講演および討議という形での開催でした。私たちIT部門の人間とは違う切り口での話で大変参考になりました。また参加していただいた皆様方からも活発に意見や質問が出され、活気ある研究会となりました。関谷先生ならびに参加していただいた皆様本当にありがとございました。

参加者の声

  • 耐障害性向上への研究は大変興味深かった。データ移行の問題は本当に新しい視点で聞けてよかった。
  • 生々しい話しを聞くことができてよかったです。
  • ディスカッションで非常に参考になる話が多かった。