パンデミックを想定した情報システム部門のBCP(事業継続プラン)を検討する

2009年9月15日 第1回 システム部門実務分科会(東京)
日時: 2009年9月15日(火)15:00〜19:00
会場: クオリティ(株) 本社 6F 会議室
住所: 東京都千代田区平河町1-4-5 平和第一ビル6F  >地図
TEL: 03-5275-6124
会費: 無料
定員: 30名
参加資格: 企業のシステムご担当者様 及び ご関係者様

※定員になり次第締め切りとさせていただきます
※応募者多数の場合は、システム管理者様を優先とさせていただきます
※原則として第二部までの退席は不可とさせていただきます
テーマ:

パンデミックを想定した情報システム部門のBCP(事業継続プラン)を検討する

内容: 今春、国内初の新型インフルエンザ患者が見つかり、その後、3人の死亡が確認されました。現在の新型インフルエンザは弱毒性ではありますが、それが強毒性に変異する危険性もあり、予断を許さない状況です。
パンデミックの特徴は、危機な状態が長期間にわたること、社員や家族の生命が脅かされ業務継続が難しいこと、社会全体に影響が発展する可能性もあるなど、従来のBCP(事業継続プラン)では捉えきれない側面を持っています。
情報システムについても従業員の状況を把握しながら、各企業はどのように業務を継続し、どの事業を自粛するのかについて、BCPを検討する必要があります。

第一部:ご講演
    講師:帝塚山大学 経営情報学部 教授 博士(国際公共政策)
    公認システム監査人 高瀬 宜士 氏

第二部:パンデミックを想定して事前に導入しなければならないIT対策は?
    ※ディスカッション形式による情報の共有と対策の模索

第三部:「ベテラン情報システム管理者による」システム部門実務Q&A
    ※懇親会形式によるフリートークです。
    ※皆様の業務ネットワークの拡大、情報交換の場にご活用ください。

講演者・座長 感想

橋本 純生 氏 システム部門実務分科会 座長 橋本 純生 氏
富士フイルムコンピューターシステム株式会社 業務部 プロセス改革グループ 担当部長

新しい分科会になって初めての会になり、運営する側でも不安がありましたが、今回は特にタイミングもまさに実務上問題になってきていた時でもあり講演内容もさることながら、参加者の皆さんの具体的な実務面での対応について活発な意見交換が出来たと思います。
パンデミックの講演会や本は他でも種々ありますが、これだけ具体的な意見交換の出来るような集まりは少ないのではないでしょうか?参加された皆さんも多くをお持ち帰り頂けたと思いますが、運営側も今回の成果を今後に生かしていきたいと思わせる会になり本当に良かったです。

高瀬 宜士 氏 講演者
帝塚山大学 経営情報学部教授 博士(国際公共政策)・公認システム監査人 高瀬 宜士 氏

新型インフルエンザの影響は、現在のところ、多くの企業では深刻な事態にはなっていませんが、今後、急速に悪化することが懸念されます。
今から対策を実施して、来たるべき事態に備える必要があります。まず各人が自分がかからないようにするためにはどのような対策が必要なのか、また、家族で患者が出た時にどのように感染拡大を防ぐか、その方法を知っておくことも重要です。企業側としても、マスクの備蓄や配布だけでなく、従業員教育を含めた総合的対策の実施が重要です。今回の分科会では各企業での取り組み状況の情報交換を行い、大多数の参加者から参考になったとの感想を頂戴し、嬉しく思います。